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「ローマの休日」で想う、イギリスのユーロ離脱 [映画関連]




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PCが壊れてしまって、なかなかブログの更新が出来ずにいる今日この頃です。
 
そんなこんなで久しぶりの日記なります。今回はイギリスのユーロ離脱のニュースで思い出した、映画「ローマの休日」について触れたいと思います。
   
 
 
 
 
 
 
 
 
ローマ休日は言わずもがな、オードリー・ヘップバーン、グレゴリー・ペックの代表作。
 
 

自分が英国のユーロ離脱のニュースで、ローマの休日を何故思い出したかと言うと。この映画自体が当時のヨーロッパ共同体への夢を乗せていたからです。
 


 
 ● ヨーロッパ共同体とローマの休日   
 
ご存知の通り、20世紀に第一次世界大戦、第二次世界大戦がありました。19世紀までは大量破壊兵器や殺傷力の高い銃火器・あるいは爆撃機などはなく、ヨーロッパの国同士が戦争をしても大量の死者を出す事は無かったんですね。

しかし第一次世界大戦から事情が変わり、第二次世界大戦においては何万人も被害が出ました。

それまで戦争の主流だった騎馬隊が戦車に変わったり、世界中で様々な変革が起きました。戦争当事国でさえ変革について行けずに行き過ぎた行為を各々がしていた訳です。

ちなみに、騎馬隊から戦車へ。そんな変革期を描いた作品がスピルバーグ作品の「戦火の馬」
 
  
 
 
 
 
 
 
 
戦後、「二度と戦争が起きないように」と、ヨーロッパの理想を体現した壮大な社会実験がヨーロッパ共同体。

通貨も同じにして、人や物の行き来を自由にする。もちろん関税の問題もなくなります。通貨を同じにすると戦争になったらみんな経済的な影響を受ける構造になったのです。

ローマの休日は、ヨーロッパ共同体が出来る前の作品。つまり、そんなヨーロッパ共同体の夢を描いた作品なのです。そして、本当に実現したのです。


ヘプバーン扮する主人公は最初ヨーロッパ共同体について、真剣に考えなかった王女。自己中心的で子供ぽい王女は城を抜け出します。

新聞記者に厄介になり、初めて街を観て回ります。
しかし戦争の爪跡を残したローマの街を観て、城に戻る決意をします。そして最後にヨーロッパ共同体について「友を信じる」と言って物語は終わります。


 ● 脚本家 ダルトン・トランボ        
 
ローマの休日の脚本を書いたのはダルトン・トランボ。最近、映画化されたり有名なハリウッドブラックリスト、ハリウッドテンの一人です。
 
当時のアメリカは「赤狩り」、つまり共産主義への締め付けが激しい時でした。そしてハリウッド業界も赤狩りの対象になったのです。

赤狩り運動の最初の標的となったハリウッドテン(ハリウッドの10人)、ダルトン・トランボはその中の一人で禁固刑を受けます。とは言え、実際にトランボは共産党員でありました。

刑期を終えた後、メキシコに移り住み偽名で脚本活動を再開します。その中で脚本を書いたのがローマの休日なんですね。

元々、左派的な思想を持ったトランボの描くローマの休日。ただのラブストーリーではなく、戦争のない世界を願ったヨーロッパ共同体による壮大な社会実験。
夢を乗せて作られたローマの休日、そしてヨーロッパ共同体は実現した。しかし、今またヨーロッパ共同体(ユーロ)は崩壊しようとしてます。

そういう視点でローマの休日を観直すと感慨深いかもしれません。


 

 ● 関連日記  

・映画:ハリウッドの映画への自主規制(ヘイズコード)の背景・・・白人・キリスト教の優位社会(http://forest-jiji-daiary.blog.so-net.ne.jp/2015-10-21

・感動映画:ジムキャリー主演のマジェスティックから見える、戦後米国の映画事情・・・(http://forest-jiji-daiary.blog.so-net.ne.jp/2015-10-19

・ハリウッドでユダヤ系がなぜ大きくなったのか? 米国映画史を考えてみると・・(http://forest-jiji-daiary.blog.so-net.ne.jp/2015-08-22


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ぼくあずさ

ブログご紹介ありがとうございます。
by ぼくあずさ (2016-08-11 21:05) 

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